「みんなが書き手になる時代のあたらしい文章入門」を読んで

ものくろさんの講座で紹介していただいた「みんなが書き手になる時代のあたらしい文章入門」(古賀史健さん著)を読んでの気づきをシェアします。

きっかけと課題

私の長年の悩みは、

  • 文章を書くのが苦手
  • 自分の意見を表現することが怖い

論文だろうが面接だろうが形式を問わず自分の意見を述べることが苦手。学生時代もその後の小論文もなんとか乗り越えてきたのは我ながら奇跡ではないかと思っています。

そんな私に会社の大先輩が「短い文章でも毎日書く訓練をした方が良い」というアドバイスをくれて、5年前くらいから、つぶやきレベルだったfacebookの投稿に自分の考えや意見をちょい足ししてきました。

そしてこの度ご縁があってブログをスタートすることに。ものくろさんによる「WordPressスタートアップ講座」でこの本に出合ったというわけです。なんだか運命的~。

「石畳の路地」か「高速道路」か?

この図書の中でとても納得したのは、「文章を書くことは、ドライブに似ている」というところ。

おもしろい小説を読むとき、ぼくたち読者は作家が丹念に敷きつめていった「ことばの石畳」の上を歩いていきます。(中略)どこにたどり着くのか、いつたどり着くのかは、さほど大きな問題ではありません。むしろ石畳の美しさ、入り組んだ路地の複雑さ、降り注ぐ太陽や道端の草花、つまりは「道のりそのもの」を楽しみ、こころを頭で散策しています

一方、

ビジネス文章や小論文などの文章は高速道路だと思ってください。ここでの目的は、早く正しく安全に、目的地に到着すること。

文章にはこの二つがあること、そして文章を書く目的が違うこと、このことが今まで理解できていなかった。だから両者を混合させるような文章を書いて、読者のみならず自分も混乱していたのか、と納得できました。

高速道路ドライブが好き

そしてどうやら私は高速道路をドライブするのが好きなようです。

小説などは、途中の経過がまどろっこしくて、いきなり最後のページに飛んで終わりをチェックしてしまうし、過去の読書履歴はハウツー本や論文に偏りがち。

こういう自分のタイプに今更ながら気づけたのは大きなステップだったような気がしています。

読むのは好きだけど書けない

そんなに論文タイプの人間なら、論文も書けるでしょう?

と自分でもツッコミを入れたくなるのだけれど、いざ文章を書くとなると、急によく分からなくなってしまうのです。

新しい課題は「論理の組み立て」

昔から、論点を箇条書きにするのは得意なのですが、それを組み合わせて文章にできないのです。

古賀さんの例えを使うならば、乗る専門になってしまっていて、目的地へのルートを引いて運転できないという状態。本業のツアー企画では、日本を北から南まで3週間で回るツアーとか、ひょいひょいと企画できるんだけれどなあ~

これも慣れ、かもしれません。新しい課題は「論理の組み立て」「点と点をつないでいくところ」ということが分かっただけでも、大きな一歩です。これから意識して勉強をしてみたいと思います。

皆様のおすすめの勉強方法があったらぜひ教えてください~!

みんなが書き手になる時代のあたらしい文章入門」(古賀史健さん著)は、書店で見つけにくいのだったかな?Kindleがマルでした。

投稿者プロフィール

Takako
一年の大半を外国人のお客様と旅をして過ごしています。旅先で感じたことなどを時々アップしています。シドニー在住。
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