Google検索のトップページに、特定の日・行事に合わせて特殊なデザインが表示されるDoodle。東京オリンピック開催に合わせて、昭和のRPG風ミニゲームが表示されていますね。夢中になってクリアしたのですが、クリアした達成感よりも、ゲームを通じて面白い気づきを得ることができました。自分の人生に愛着を持つヒントになりそうです。
ゲームの内容(ざっくり)
このRPG風ミニゲームは、島をめぐりながら7種の競技で敵を倒し、敵から「巻物」を取り返すというゲームです。競技は「アーチェリー」「テニス」「ボルタリング」などオリンピックを彷彿させるものばかり。すべての競技で敵を倒して7つの巻物を集めれば、ゲームはクリアです。
また、RPGらしい要素もあります。競技が行われている「島」で出会うさまざまな人々との交流を通じて彼らの悩みを解決すると「トロフィー」という別のご褒美ももらうことができるのです。
競技での勝ちより、人助けがゲームを楽しくする
ゲームを進めていくにつれて、不思議な気づきがありました。
7種の競技で敵に勝つ・より高いスコアを出すことよりも、島をあちこち歩いて人助けをしていくことの方が面白くなってきたのです。島の隅々まで歩きまわることで、島の地理が分かるようになり、このエリアにはあの人がいて、あのエリアにはあの人がいる…といったように人助けをしたキャラクターの顔が頭に浮かび、ゲームそのものに愛着が生まれてきたのです。
このゲームは人生の縮図だ!
そしてふと、「これって、人生と同じなのかもしれない…」と気づいたのです。
受験に合格して学校に入る、大学を卒業する、就職する、結婚する、出産する、退職する、孫を持つ…。人によって多少の違いはあれど、人生には大きなチャレンジがいくつかあります。それらを達成することは、このゲームにおける7つの競技で敵を倒すことに似ています。
一方、ゲーム内で島を歩きまわって人助けをする。それは、私たちが旅行にでかけて新しい世界を知り、日々の暮らしで人と出会い助け合うことに似ている。
競技での勝ちよりも人助けに楽しさを見出し、むしろ人助けの数が増えるほどにゲームへの愛着が深まったのと同様に、私たちの人生でも、人生の大きなチャレンジにばかりに目を向けるのではなく、旅行に出て見識を深め、多くの人との出会いを持ち、できることがあれば人助けをする。それこそが、この世界を楽しみ人生に愛着を持つヒントなのではないか?そんな風に思いました。
「人生は、喜ばせごっこ」と言ったのはアンパンマンのやなせたかしさん。ゲームでの気づきを経験して、この言葉の意味が前より少し理解できるようになりました。
たかが期間限定のゲームで、人生の意味まで考えさせられてしまった!!
たまにはゲームもいいですね。ではでは~
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一年の大半を外国人のお客様と旅をして過ごしています。旅先で感じたことなどを時々アップしています。シドニー在住。
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