シドニーは春。温かい日が続くとミョウガがぐんぐん育ちます。本葉が3枚~4枚になり、温かく乾燥した日も増えてきたので、藁(わら)でマルチングをします。オーストラリアで手に入りにくい藁。代わりにサトウキビの搾りかす「Suger Cane Mulch」を使います。
なぜ・いつ藁を敷くの?
藁を敷くのは、ミョウガは乾燥を嫌い、乾き過ぎると蕾(これを収穫します)が付かなくなってしまうからです。また、夏に向けて土の温度が上昇するのを防ぐこともできるのだそうです。
藁を敷くタイミングは、人によってさまざま。初めから敷く人もいるようですが、本葉が3~4枚になり、気温が上がり土が乾燥しがちになってきたら。おいしくしたい場合、この先数年も収穫したい場合はこのタイミングで追肥をします(しなくてもOK)。
藁が手に入らないとき
私の生まれ故郷では手に入る藁ですが、オーストラリア、特にシドニーで藁を探すのは至難の業。そこで見つけたのが、サトウキビの搾りかすを乾燥させた「シュガーケインマルチ Suger Cane Mulch」という代用品。オーストラリアのホームセンター「バニングス Bunnings」で購入できます。
名前にある「シュガーケインSugar Cane」はさとうきび。「マルチMulch」は、マルチング、すなわち植物の株元をビニールや腐葉土などで覆うことです。
少量で購入するのが難しいので、家庭栽培をしている知人がいれば聞いてみると少し分けてくれるかもしれません。また、屋内の観葉植物の土隠しにも使えるウッドチップでも良いそうです。
いざマルチング
マルチング素材のサトウキビを、ミョウガのプランターに敷き詰めていきます。3本植えているプランターで3~4掴みくらいで十分。
ふわふわ~。ミョウガが気持ちよさそうです。
ココファイバーで埃が舞うのをガード
一つかみするごとに舞い上がる大量のサトウキビのカス…。知人曰く「敷きつめた後に水をあげれば落ち着く」とのこと。しかし乾燥して風の強い乾燥した日には、小さなカスが舞い上がり、アレルギー持ちの私を苦しめるに違いない…。
ここは我が身を守るため、サトウキビに加えて「ココナッツファイバー Coconut Fiber」を被せ、微小なカスの舞い上がりをガードします。
日本ならアマゾンで購入できます。
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あとは蕾が出てくるのを待つだけ
ミョウガの栽培、順調に進んでいます。あとは蕾が出てくるのを待つのみ。つぼみが成長しすぎないように注意するくらいです。
植え付けした年は蕾が収穫できない場合もあるそうなので、あまり期待しすぎず、育てていこうと思います。
収穫できないかもしれないけど、できるかもしれない。
うーん、ワクワクします。ではでは~
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一年の大半を外国人のお客様と旅をして過ごしています。旅先で感じたことなどを時々アップしています。シドニー在住。
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