ビジネス:他社の批判より自社の強みを語ろう

シドニーからたかこです。先日検診を行った眼鏡店で、競合他社の悪口を聞くという経験を経て、自分のビジネスにおける営業の在り方や、お客様との接し方について改めて考えさせられる機会を持ちました。2020年7月7日の気づきです。

他社の悪口を聞く

先日検診を行った眼鏡店で、競合他社の悪口を聞くという経験をしました。

今回の検診の前にも、手持ちの眼鏡の調整などで数週間前から3回利用していたのですが、3回とも漏れなく悪口を聞かされる羽目になりました。

オーストラリアでは、「スペック・セイバーズSpecsavers」(以下「S社」)という大型チェーン店が町の眼鏡店との合弁会社化を急速に進めており、独立経営を選択した眼鏡店は軒並み苦戦を強いられているのです。そのことによる不満から、

  • S社は悪の根元
  • S社での眼科検診は無料だが、時間が短く検診が不十分
  • S社の商品はすべて中国製で、安価だが質が悪い
  • あなたのドライアイはS社から購入した安物のコンタクトレンズのせいかも

などなど。

私の批判をされているわけではないのに、ネガティブな空気に居心地が悪くなり、モヤモヤしたまま店を後にしました。

この経験から分かったこと

今回の経験を通じてハッキリ分かったことは2つ。

1つ目。このお店は居心地が悪い。

2つ目。このお店はS社が嫌い。

以上。

他社の批判をするよりも、自社の強みを理解・実感してもらおう

私自身、大企業を退職しスモールビジネスを営むことになったという立場であり、スモールビジネスを積極的に支援していきたいと思っています。

この店も、自社を売り込む営業のつもりで他社を批判したのだと思うのです。けれども、残念ながら私は最後まで

  • このお店の強みは何か
  • このお店が得意なサービスは何か
  • このお店を利用したらどんなワクワクする経験ができるのか
  • 私がこのお店を応援したい理由は何か

を、一つも見つけることが出来ませんでした。すごく勿体ない!

今回の経験を経て、私自身が自分のビジネスに活かそうと思ったことは、

お客様と接する機会は有限で貴重

②他社の批判をする時間があったら、一つでも自社の強みを理解・実感してもらうことに労力を使う

という2点です。

今回感じたことを、早速ビジネスパートナーと一緒に共有しました。

「私のビジネスの強みは何か?」をもう一度整理し直して、次に訪れるお客様との機会に備えたいと思います。

投稿者プロフィール

Takako
一年の大半を外国人のお客様と旅をして過ごしています。旅先で感じたことなどを時々アップしています。シドニー在住。
Personalised group/self-guided travel organiser across the world. From the country on the map to the one where your new friends live.
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