オーストラリアの歴史を学べる小さな町、ウィンガムWinghamへ

シドニーからたかこです。ニューサウスウェールズ州北部の小さな町、ウィンガム Winghamへ行ってきました(2020年6月30日)。知名度も日本語での情報もゼロの田舎町ですが、オーストラリアの歴史と産業を少し学ぶことができました。

シドニーの北335kmにある小さな町

ウィンガム Winghamは、シドニーから335km北にあるニューサウスウェールズ州の北東部の小さな町です。

位置と距離を日本で例えると、東京と福島といったところ
駅(右の建物、無人)の周辺には何もありません

人口5,000人程度の町、しかも無人駅、なのに長距離列車が停車するナゾな町、に興味を持ち調べてみると、かつて物流の要所として栄えた歴史ある町だということが分かってきました。

水運の拠点

ウィンガム Winghamを地図で見てみると、近くに「マニング川Manning River」が流れていることに気づきます。

川と共に発展した町

鉄道が導入される20世紀前半まで、オーストラリアの輸送の中心は水運でした。川は経済の生命線

ウィンガムは、船がマニング川を上る際の限界点に位置していたため、物資や人の上げ下ろしが行われる水運の要所として栄えることになったのです。

木材と農作物を大都市シドニーへ

ウィンガムから輸送していたものは、周辺地域から伐採した木材(杉Cedar)と農作物。これらを南の大都市シドニーへ送り出していました。

オーストラリア国内で杉が採れるのは、この地域とクイーンズランド州の二か所だけだったのです。

一方、シドニーからは、州北部に居住する人々の生活物資や機材などが運び込まれていました。

20世紀後半になると、鉄道が輸送の中心となりウィンガムは次第にその繁栄を失っていくのですが、このような歴史的背景から今でも長距離鉄道が停車する町となったのです。

マニング川の歴史はこちら

歴史的建造物

水運の要所として栄えたウィンガムの歴史を今に伝える歴史的建造物が、町にいくつか残されていました。

銀行を再利用したゲストハウス

旧銀行は現在ゲストハウスとして生まれ変わり、当時のライフスタイルを学ぶことができるユニークな宿泊施設になっています。今回宿泊する機会に恵まれたので、次の記事で紹介します。

現在の町並み

かつては栄えた町も今はひっそりと静まりかえった小さな田舎町です。

町で一番大きなメインストリートは約400メートル。

通り沿いに、美容院が2件、マッサージ店が1店舗、診療所が3~4か所、カフェが6件、その他ベーカリー、日常雑貨店などが30店舗ほど並ぶだけのシンプルな通りでした。

メインストリート

個人的にはちょっと刺激が少なすぎる町です。

食事処

ランチなら、メインストリートにあるカフェがおすすめ

ガーデン・グラブ・カフェGarden Grub Cafe」と「ベント・オン・フードBENT ON FOOD」という2店は小さな町のわりに広くお洒落なカフェで、地元の人達で賑っていました。

BENT ON FOODの店内
BENT ON FOODでのランチ

夕食は、「ザ・オーストラリアン・ホテル」に付属したビストロ、持ち帰りのみのピザ&パスタ店、持ち帰りのみのアジア料理店、という3択のみ

もしくは、町の端にある大型スーパーマーケット「コールズColes」で惣菜を買うことも可能です。

ここに暮らすことになったら、自炊スキルが上達しそうです!

アクセス

長距離列車が1日に3本停車します。シドニーからは特急列車で約5時間20分

シドニーからの車窓は素晴らしく、穏やかな丘陵地を適度にアップダウン・曲がりくねりながらら進む鉄道旅です。草を食む牛を眺めながらオーストラリアの田舎の風景を満喫できます。

シドニーからの時刻表はこちら

1泊2日のお出かけに。ちょっとニッチなオーストラリアの歴史を学びに、ぜひシドニーから足を延ばしてみてください。

注:初めてのオーストラリア観光にはお勧めしません

投稿者プロフィール

Takako
一年の大半を外国人のお客様と旅をして過ごしています。旅先で感じたことなどを時々アップしています。シドニー在住。
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