PCR検査と隔離、を体験しました 2021.02.12

シドニーからたかこです。アデレードで、PCR検査と隔離を体験したのでその経験をシェアしたいと思います。

鉄道駅での面接・PCR検査

面接・PCR検査が実施されたのは、アデレードにある長距離列車専用の駅、「アデレード パークランズ ターミナル駅 Adelaide Parklands Terminal」。クイーンズランド州発の寝台列車「グレート サザン Great Southern」の到着駅です。

現在、オーストラリアでは州をまたぐ移動に対して規制が敷かれており、州境にはこういったチェックポイントが設置されているのです。

①警察による面接と許可証の提示

寝台列車を下車すると、乗客全員が一列に並び、一人づつ警察による面接を受けます。空港での入国審査が近いイメージです。

面接で聞かれたのは、

• 直近の14日間に、「ホットスポット」と呼ばれる感染拡大エリアを訪問していないか
• 直近の14日間に、感染者との接触をしていないか
• 自覚症状はないか

などです。

同時に、入州許可証の提示が求められます。入州許可証は、事前に南オーストラリア州政府に申請して入手します。

②PCR検査

面接を終えると、そのまま入州を許可される人と、PCR検査を受ける人とに分類されます。

数か月間、新規感染者が出ていないエリアから入州する人は、PCR検査をする必要はありません。そのまま入州が許されます。

一方、私のように「ホットスポット（感染拡大エリア）」にこそ滞在はしていないもののその周辺地域に滞在経験のある人は、念のためにPCR検査を受けるよう指示されます。

駅構内の小さなブースへ案内され、完全防備の医療チームによるPCR検査。

喉と鼻のそれぞれに、柔らかくて長い綿棒的なものを入れられて、ホジホジ。ちょっぴり痛かったけれど、あっという間でした。

隔離施設へ移動

PCR検査後は、隔離施設へ移動するよう命じられます。

隔離施設と言っても、感染者ではないため自宅やホテルだったりします。

寄り道は許されず、ホテルの場合はアーリーチェックインするように指示されます。私の場合、検査を終えたのが朝09:30でチェックインの14:00までかなり時間がったので、アーリーチェックインを手配して、そのまますぐに部屋へ入れてもらいました。

ホテルでの自主隔離

PCR検査の結果が出るまでは、もちろん部屋を出ることは禁じられています。

ランチと夕食は、ルームサービスをお願いしました。

感染防止のため、印刷されたメニューも無く、すべてスマートフォンで注文します。同行していたお客様の中には、スマートフォンを持たない方がいたのですが、そういった場合には例外的に印刷されたメニューをリクエストすることができるようでした。

SMSでの結果通知

検査結果を待つこと12時間。夜の22:00過ぎに、スマートフォンに「NEGATIVE（陰性でした）」という通知が届きました。

同行していたお客様の中には、朝の08:00に通知が来た人もいたようで、人によって待機時間は異なるようです。公式には、検査から結果通知まで1～2日かかるとの案内だったので、比較的スピーディーな対応を受けることが出来たのかな、と思っています。

今後は、5日目と12日目に再検査

晴れて自由の身になった私ですが、引き続き南オーストラリア州に滞在するのであれば、5日目と12日目に再度、PCR検査を受ける必要があります。

私の場合、さいわい滞在中にPCR検査を受ける対象地域が改定されたことと、滞在がそこまで長くなかったことが相まって、初回のみの検査でシドニーへ戻ることになりました。

所感

人生初めてのPCR検査はあっという間でしたが、たった12時間の隔離生活がとても長く感じました。新型コロナウィルスが拡大した当初、14日間もホテルで隔離されていた人達がいるのですよね。

不自由な生活を強いられる人が、これ以上増えないようにするためにも、感染防止対策とワクチン接種が迅速に進むことを願います。

今回も読んでくださってありがとうございました。ではでは～！