熱帯雨林生まれの「ドラゴンフルーツdragon fruit」を紹介します。オーストラリアでも限られた季節にのみ出回る珍しいフルーツですが、栄養価も高く、何よりも個性のある鮮やかな見た目が食卓をカラフルに彩ります。
熱帯雨林生まれの鮮やかなフルーツ
ドラゴンフルーツの原産地はメキシコまたは中南米の熱帯雨林。よって同じ気候の東南アジア、最近では沖縄やオーストラリア、スペイン、アメリカ合衆国南部でも栽培されているようです。
オーストラリアでは栽培されているものの、日常的に食卓にあがるほど一般的なフルーツではありません。ただ、リゾートホテルの朝食などで見かけることもあり、日本に比べるとなじみのあるフルーツのように思います。
外観はとってもおしゃれさん。よく見かけるものは鮮やかなピンク。その形が龍のうろこに似ていることからドラゴンフルーツと呼ばれるようになったそうです。個人的には、メラメラと燃え上がる火の玉のようだと思っています。
食感は、柔らかい梨のようでみずみずしくサクサクとしており、全体的に黒いつぶつぶの種がひろがっています。この種は食べることができて、その食感はキウイフルーツのようでプチプチしています。
お味はというと、実は、甘くもなく酸っぱくもなく…何の味もしません(笑)。かすかに甘みがありますが、パイナップルやバナナのような他の南国出身のフルーツと比べると、ほぼ無味なフルーツです。完熟して収穫したもので甘みの強い種類もあるようですが、私はまだ食べたことがありません。
健康&美容食品
味はかなり控えめですが、栄養素は満点。
ビタミンB、ビタミンC、食物繊維、葉酸のほかに様々な栄養素は含まれており、健康食品そして美容食品として「アサイーの次にくるもの」として注目されているのだそうです。 少し検索しただけでも「スーパーフード」「ミラクルフルーツ」など様々なネーミングが出てきました。
ドラゴンフルーツは実に栄養豊富でビタミンB1・B2、葉酸、ナイアシン、ビタミンC、カロチン等のビタミン類の他に、カリウム、マグネシウム、鉄等のミネラル類が豊富に含まれています。その他にも美容に嬉しい食物繊維や、老化防止に役立つポリフェノール、アントシアニン等の抗酸化物質も含有し、さらに解毒作用をもつアルブミンも入っています
引用元:キナリノ
食べ方
鮮やかな皮は食べません。白い果肉の部分のみ食べます。
まず包丁で縦半分にカットします。
そのあとは、スプーンですくってたべたり、さらに縦方向にカットしてメロンのように食べたり、横方向にカットして蒲鉾のような形(下の図)で食べてもOKです。
ピンクの皮は、手で簡単に剥くことができるので、ぜひ鮮やかな皮ごとお皿に盛り付けて食卓の彩に活用するのがお勧めです。
いずれの場合も皮は食べません(念のため繰り返し)。
購入できるシーズンと場所
ドラゴンフルーツは購入できる季節がかぎられていて、オーストラリアでは10月から5月の上旬まで。この時期にオーストラリアを訪問する機会があったら、ぜひ食べてみてください。新鮮な野菜や果物を中心に扱うスーパーマーケット「ハリスファームマーケットHarris Farm Market」で購入できます。
オーストラリアには他にも「ウールワースWoolworth」や「コールズColes」というスーパーマーケットがあり、こちらのほうが圧倒的に店舗数が多いのですが、こちらは日常雑貨も取り扱っているため野菜や果物の品揃えが少な目。その点「ハリスファームマーケットHarris Farm Market」の方がドラゴンフルーツに巡り合える可能性が高いのです。
ちなみに、日本でも沖縄や通販などで限定的ではあるけれど購入できるようです。もしチャンスがあったらぜひ食べてみてください。ではでは!
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一年の大半を外国人のお客様と旅をして過ごしています。旅先で感じたことなどを時々アップしています。シドニー在住。
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