withコロナ「刺し子のコースター教室」を開催しました。シドニーからたかこです。振り返り記事ですが、初イベントの様子と所感をシェアしたいと思います。
刺し子を通じて新しい学び・楽しみ・交流を
この教室では、日本の伝統手芸「刺し子」の基本を学ぶとともに、刺し子に用いられる日本の伝統文様とそれにまつわる歴史・文化を学びます。
昼食会も組み込まれており、コロナ禍で孤立しがちなお客様同士が情報交換や交友を深める機会を持つこともできます。
オーストラリアでは、新型コロナウィルスの新規感染者は日々10名前後と落ち着いているものの、旅行の中止やイベントの自粛等でストレスを溜めているお客様も多くいます。そんな中で、私がお客様にできることは何か?
お客様が、安全に交流し、新しい学び・楽しみを得ることができる機会を提供したい。そんな思いから、今回の刺し子教室の企画が生まれました。
刺し子の定番「七宝つなぎ」を体験する
初回は伝統模様の定番、「七宝つなぎ」。円が連続的に繋がり四方に広がっていくもので、「さらなる繁栄、子孫の繁栄、人の縁、円満な人間関係」を示す縁起のよい吉祥文様です。
アラブ諸国にも同様の幾何学模様があることから、オーストラリア人にもなじみやすく初心者向きだなぁと思っています。
七宝つなぎに込められた「願い」をご紹介し、参加者みんなで一針一針思いを込めて…。
実際のところ、お客様は「運針になれるので精一杯」と笑っていましたが、一針一針ねがいを込めいくという刺し子の文化はとても気に入った様子でした。
完成の喜び、そしてお客様の優しさ
時間内に完成しなかった作品は、持ち帰って各自の宿題に。後日、お客様から完成した作品の写真が送られてきました。
お客様からいただくメールから、完成させた喜びや作品への愛を感じます。一つのプロジェクトを完成させると嬉しいものですし、やはり自分で作った作品には愛着が湧くものですよね。
花瓶敷として活用してくれているお客様。
ご自宅の「アジアコーナー」に仲間入りさせてくれたお客様。
家族にプレゼントしたお客様 などなど。
彼女たちの生活の一部に日本文化を取り入れてくれたことが嬉しく、お客様の優しさに感謝の気持ちでいっぱいです。
不安を克服し、実行・成功体験を積むことが出来た
初回はとても緊張したけれど、お客様のサポートもあり無事に終了しました。
発案から実施まで、1か月。
「需要がないのではないか?」「お金をいただくのは不適切ではないか」などと心のブレーキがかかることが幾度かありましたが、なんとか実施にこぎつけることができました。
小さな、ほんとうに小さなイベントではありますが、ひとつ成功体験を得ることができ満足しています。不安によるブレーキも経験できましたし、開催日を決めることで自分を追い込んで実施にこぎつけるという解決策も体験できました。
この学びを次のチャレンジにもつなげたい。少しづつ成長していきたいです。
Materials 材料紹介
今回教室で利用した商品はこちらです。
やはり、藍色の生地に白糸がオーストラリア人には人気の組合せでした。
白糸は、比較的しっかりした「合太」が良いなぁと思っています。1本どりで。私は「ダルマ」さんのものを使っています。
紺色の生地は、こちらの「モス」が良いと思っています。注文するときに、「紺」を選択することをお忘れなく!私はうっかり似た色の「紫」を購入してしまった失敗経験があります。
投稿者プロフィール
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一年の大半を外国人のお客様と旅をして過ごしています。旅先で感じたことなどを時々アップしています。シドニー在住。
Personalised group/self-guided travel organiser across the world. From the country on the map to the one where your new friends live.
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