オーストラリアの初夏を彩る植物 アガパンサス 2020.12.04

シドニーからたかこです。春から初夏にかけて紫の花々がオーストラリアを彩ります。春には「ジャカランダ」、そして初夏には「アガパンサスAgapanthus」。今日はこのアガパンサスをご紹介します。

初夏に紫や白の花を咲かせる

春の花「ジャカランダ」が咲き終わる頃、そして蝉がなきはじめる頃になると、アガパンサスの花がオーストラリアの街を彩り始めます。

こんなところにも、あんなところにも、というように実はあちこちに植えられていたことに気づかされます。

紫のものが多いのですが、中には白いものもあり、夏の暑さを忘れさせてくれるような清涼感があるので、個人的に好きな花です。

巨大なネギ坊主のようなフォルム

アガパンサスAgapanthusは、地面からスッと伸びた長い茎の先に、球体状に集まった花を咲かせます。まさに巨大なネギ坊主のようなシルエット。葉は、シュッとした縦長だけれどもしっかりと肉厚です。優雅でたくましい植物です。

南アフリカ生まれのネギ科

あまりにもよく見かけるので、オーストラリアの植物なのかと思っていましたが、調べてみると南アフリカ生まれの植物でした。世界では、南アフリカの他、英国やオーストラリア、そして日本にも園芸用として入ってきているようです。

そして「フォルムがネギ坊主のよう」と前述しましたが、それもそのはず、ネギ科・ユリ科(分類方法により異なる)の植物なのだそうです。別名「African lily」とも呼ばれるのは、ユリ科に分類されることもあるからなのですね。

公園や街路樹の脇、庭先でたくましく育つ

アガパンサスは、「誰が水をあげているのかな?」と思われるようなところでも、すくすく育っています。

丈夫で植えっぱなしでも育ち毎年花を咲かせることから、公園や街路樹の脇、庭先によく植えられるのだそうです。

日本でも園芸用として販売されているようなので、ぜひいかがでしょう?

今日も読んでくださってありがとうございます。

投稿者プロフィール

Takako
一年の大半を外国人のお客様と旅をして過ごしています。旅先で感じたことなどを時々アップしています。シドニー在住。
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