オーストラリアのクリスマス会は日本の忘年会 2020.12.19

シドニーからたかこです。今日はオーストラリアの年末行事「クリスマスランチョンChristmas luncheon」をご紹介します。

12月に入ると増えるランチ会

12月に入ると、所属する組織などからランチ会のお誘いが増えます。これは一般的に「クリスマスランチョンChristmas luncheon」と呼ばれる昼食会で、オーストラリアの年末行事の一つです。

「ランチョンluncheon」は「ランチlunch」よりもかしこまったもの。会食・昼食会といったところで、ドレスコードも少しお洒落をして集まります。

いわゆる日本の忘年会

「Christmas luncheon」は日本で言うところの忘年会

職場の仲間と一年の仕事を労い交流を深めたり、また久しく会っていなかった友人と近況報告をすることを目的に行われます。

日本に比べて季節の行事が少ないオーストラリアですが、レストランで人が集まって楽しそうにランチをするグループを見かけると、クリスマス・年末だなと季節の節目を感じさせられます

レストランは大繁盛、予約は必須

「Christmas luncheon」はグループで行われることが多いので、この時期のレストランは大混雑

いつもは予約無しでも利用できるレストランが、12月は満席で利用できないということが多くあります。「Christmas luncheon」の幹事になったなら、11月から予約を入れることをおすすめします

また、この時期はクリスマスランチョン用の特別メニューを用意しているレストランも多く見かけます

テーブルセッティングに欠かせないもの

そして「Christmas luncheon」に欠かせないものの一つが、「クリスマスクラッカーChristmas cracker」、別名「ボンボンbon-bons」。クリスマスらしく華やかなクラッカーが、1席に1つセッティングされます。

このクラッカーは、巨大なキャンディーの形をしています。両側を隣の席の人と同時に引っ張ると「パチン!」と破裂音が鳴り、中から小さなプレゼントミニクイズ、そして紙でできた王冠が出てくるのです。

クリスマスクラッカーの中身。私の嫌いな蜘蛛が出てきました。

紙でできた王冠はかぶらなくてもいいのですが、オーストラリア人は律義にこのヘンテコな紙製の王冠をかぶり食事をします。そして、クラッカーに入っていた小さなプレゼントを見せ合ったり、ミニクイズを出し合ったりして談笑するのです。

律義にヘンテコな王冠をかぶって食事をするオーストラリア人

よい歳をした大人が、子供のように王冠をかぶっているさまが何ともほほえましく、また痛々しい…日本だったら絶対に見ないであろう光景です。

「クリスマスランチ会」に誘われたら、ぜひ参加してみてください。きっと思い出に残る体験ができるはずです!

今日も読んでくださってありがとうございます。

投稿者プロフィール

Takako
一年の大半を外国人のお客様と旅をして過ごしています。旅先で感じたことなどを時々アップしています。シドニー在住。
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