新型コロナウィルスの影響で営業を中止していたシドニーのマーケットが、営業を再開しました。感染防止対策を取りながらの部分的な営業再開。通常時の6割程度ではありましたが、多くの人で賑わい、元気をもらいました。
約1ヶ月ぶりの再開
毎週末、近所の公園で開かれるオーガニックマーケット。新型コロナウィルスの感染拡大を受けて、3月中旬から段階的に営業を縮小し、4月に入ってからは完全に閉鎖されていました。
感染源となる人の密集を減らすため、マーケットにおける営業制限が始まったのは3月28日の週末から。生活必需品である食品以外のもの(例えば生花や洋服・アクセサリーなど)の出店・販売が禁止になりました。そして4月に入ってからは、食料品も含む一切の出店が禁止となり、マーケットは完全休業となりました。
しかし、新型コロナウィルスの日ごと新規感染者が1桁代に減少してきたこともあり、5月から試験的に、生活必需品である食品に限り営業再開の許可がおりたようです。
公園に人が戻ってきました!
感染拡大防止の対策も
一見元通りのように見えたマーケットですが、新型コロナウィルスの影響もあちこちに見ることができました。
木や電灯に括りつけられたアルコール手指消毒剤。誰でも常にアルコール消毒できます。
また、ソーシャルディスタンスの確保。開店前にスタッフが1.5mのソーシャルディスタンスをとる様、張り紙をしたり、チョークで並ぶ場所の目安を足元に書き込んだりしていました。
飛沫感染防止のための、店員と顧客を仕切るプラスチックボードもきっちり設置。
週末マーケットだからといって気を抜くことはなく、むしろ感染防止に対する自治体と運営組織の執念すら感じました。これなら来週も安心してマーケットを利用できると感じています。
人が集まるとエネルギーが生まれる
このマーケットが開催されるキングスクロス Kings Cross周辺は、オーストラリアでも最も人口密集が高い地域の一つであり、またシドニー金融街から電車で1駅ということもあって、働きざかりの若者が多く住んでいます。
そんな地域で開催されるマーケットは、働く人たちの週末のご褒美・社交の場。朝寝坊を楽しんだ人達がコーヒーとクロワッサンを片手に会話を楽しむ、キラキラと活気に満ちた公園でした。
マーケットが開催されなくなってからは、平日も週末も人の姿はまばらで、心なしか公園も私たちと同様に一週間のペースを失い、張り合いのない寂しそうな雰囲気でした。
ほぼ1か月ぶりのマーケットの再開。通常時の6割程度の人出という印象でしたが、公園が嬉しそうでした。私自身もとても楽しかった!イベントの雰囲気が楽しかったのもあるけれど、人が集まるとそこがエネルギー源になるのですね。誰とも知らない人達から元気をもらいました。
世界のあちこちで、一日でも早く、ふたたび人が集まり、お互いにエネルギーを与え合うような環境ができますように。
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一年の大半を外国人のお客様と旅をして過ごしています。旅先で感じたことなどを時々アップしています。シドニー在住。
Personalised group/self-guided travel organiser across the world. From the country on the map to the one where your new friends live.
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