シドニーからたかこです。子宮筋腫の手術を受け入院しましたので、その経験をシェアします。海外での手術・入院について、情報不足な方のお役にたてれば嬉しいです。今回は手術当日、入院1日目の流れについてです。
術後の面会
手術が無事に終わり、病室で気づいた時には20:00になっていました。
通常の面会時間(17:00-18:00)が過ぎていたのですが、交渉したのか、20:00過ぎに夫が病室に顔を出してくれました。リカバリールームで時間を確認したとき、すでに18:30だったので「今夜は誰にも会えないんだなぁ…」と諦めていたっだけにとっても嬉しかったのを覚えています。
とはいえ、長居はできません。30分ほどお喋りしたあと、家に帰ってもらいました。
オーストラリアでの入院期間は短め
手術を終え、今日から入院です。
期間は2泊3日。子宮筋腫核手術に関して言えば、同様の手術を受けた場合、日本での入院期間は約7~10日(日本の事情にも詳しいかかりつけ医による情報)。
そう、オーストラリアでの入院は日本に比べて短いのです。オーストラリア在住の日本人看護師さんによれば、チューブなどがついた状態であっても、どう扱うかをしっかり教育したうえで自宅に返すことが多いのだそう。
また、身近なオーストラリア人によれば「オーストラリア人にとって病院は一日でも早く退院したい場所。多少の不自由はあっても早い退院の方が嬉しい」とのこと。
果たして、退院期日である3日目に帰宅できる状態になっているのか…、不安もありつつオーストラリアでの入院生活が始まりました。
痛みと鎮痛剤
麻酔が切れても、激しい痛みがあるわけではありません。
お腹を切っているので、起き上がったり寝返りは痛くてできないけれども、横になっているだけで我慢できないほどの痛みがあるということはありませんでした。
というのも、「ペインコントロール pain control」といって、(薬が切れて)痛みが始まる前に、看護師さんが必要分量のお薬を飲むよう看てくれるくれるのです。
尿道カテーテル
私が最初に不安になったのは、まだ起き上がることはできそうもないのに、トイレはどうしよう…ということ。
でも、大丈夫。術後からすでに尿道カテーテル(catheter、発音注意)が付いています。翌日の朝までは、尿意をもよおさないので、トイレにいく心配はありません。
検温、血圧と心拍数の定期チェック
入院生活でちょっと気になるのは、4時間おきにやってくる検温、血圧と心拍数のチェックです。麻酔と痛み止めの効果でウトウト~っとした頃、看護師さんが「失礼します knock knock」と言って入室し、バイタルサインに異常がないかモニタリングしてくれるのです。
ありがたい 一方で、なかなか熟睡できない…。
ちなみに、私も術後の発熱があり、1日目の夜は毛布を一枚足してもらわないと寒くて眠ることが出来ませんでした。こういう時、日本人は遠慮してしまいがちですが、必要なものはきちんと伝えましょう。
初日の夕食
術後はじめての夕食は、だし汁とリンゴジュースだったように思うのですが、ぼんやりしていて記憶があまりありません。
手術前日の食事制限と同じクリアなスープやジュースのみ、を飲むことが出来ました。
就寝
いよいよ就寝。長い一日でした。
手術を成功させてくれた専門医の先生、そして麻酔医の先生、その他アシスタント方々、そして心配して駆けつけてくれた義母、夫、日本からお祈りしてくれた両親と姉に感謝の気持ちが溢れてきました。
今、頑張っている自分のからだに手をあてて「よく頑張ったね、私」とポンポンしてあげながら眠りにつきました。
次回は、入院2日目のリハビリについて紹介します。
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一年の大半を外国人のお客様と旅をして過ごしています。旅先で感じたことなどを時々アップしています。シドニー在住。
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