今日はシドニーでの実用的なご近所づきあいについて紹介します。
不在時、予想以上に家の面倒をみてくれる
仕事柄、家を長期間空けることが多い私。「不在の間家はどうしているの?」と家族や日本の友人によく尋ねられます。郵便物の受取りは?庭の手入れは?
実は「隣人」が面倒をみてくれているのです。
「隣人」といっても、私の場合は「同じビルで一つ上の階に住むご夫婦」なのですが。主に女性のアンさんが面倒を見てくれていて、私が不在際、以下のようなことをサポートしてくれます。
- バルコニーの植物に水やり
- ポストに溜まった郵便物を定期的に取り出し
- 郵便物のうち、緊急なものは開封し、内容をスキャンしてメールで送付
- ビル全体で検査・補修が入る時などには、代理の立ち合い
なんとも有難いです。(逆に彼女たちが不在の際には、私が同様のサポートをしています。)
私だけというわけではなく、周囲の知人もご近所と同様の内容でサポートし合っている人を多く見聞きします。
ペットがいる人などは、旅行中にペットを預かってくれ、自分のペットと同様にお世話してくれるようです。私のお客様の中には、ペットを散歩に連れ出し、そのビデオを送ってくれるというケースもありました。こんな隣人がいたら、安心して旅行を楽しめますね。
通常時も実用的に助け合い
ご近所で助け合うのは不在時だけはなく、在宅時にも頻繁にサポートし合っています。
夕食の支度中に調味料が切れていた、などという時にはアンさんに連絡をして少し分けてもらったり、私が病院から退院した日には料理を持ってきてくれたり。
一方、アンさんが資料を印刷したいときには、「タカコ、3部印刷してくれる?3時間後にとりに行くから」とメッセージが入ったりします(プリンターが無いようです)。またお家のお風呂が壊れた時には、我が家のお風呂を貸りに来たり…などなど、通常時にも1か月に数回のやりとりがあります。
友人の住むエリアでは、高齢者を2日以上見かけなかったらドアをノックするということもしているようです。
とはいえ、どっかの国の映画みたいに、頻繁にホームパーティーを開催して招待したりされたりという事もあまりなく、きわめて実用的な助け合いの関係という感じです。
頼るのも友情のしるし
日本でのご近所付合いを振り返ってみると、お互い挨拶はするけれどもそれ以上は一線を越えない様にしていた様に思います。不在時に家の鍵を渡して観葉植物の水やりをしてもらう、など私の実家では想像もできないし、お隣さんに調味料を借りに行くくらいなら雨の中でもコンビニに走る、という方が普通だったように思います。
日本では「近所に迷惑をかけないように」ということが第一にあり、それども「緊急時には近所で助け合いましょう」というスタイルであるように思います。
シドニーでは「頼ることも友情のしるし」というところがあって、夕食時に調味料を借りたりすることで近所付合いが円滑になることもあるようです。 人付き合いが得意ではない私にはまだ慣れないけれど、うまく甘えられるようになり、これからも良いご近所付合い・サポート関係を築いていきたいと思います。
投稿者プロフィール
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一年の大半を外国人のお客様と旅をして過ごしています。旅先で感じたことなどを時々アップしています。シドニー在住。
Personalised group/self-guided travel organiser across the world. From the country on the map to the one where your new friends live.
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