シドニーで初、警察に届け出

晩秋とは思えないほどぽかぽか陽気だったシドニーから、たかこです。今日はオーストラリアに来てから初めて警察に届け出をするという経験をしました。拍子抜けするほど簡単でした。

財布を拾ったよ

5月15日(金)から新型コロナウィルスの規制緩和「ステップ1」が始まりました。

人が集まることへの規制はまだあるけれど、カフェや公園のベンチが解放されて、ぽかぽか陽気のなかでおしゃべりを楽しむ人たちをここ数日よく見かけます。

そんな中、公園のベンチでお財布を見つけました。

周囲には持ち主らしき人もいなくて、警察に届けることに。でも夫が「警察に届けると資料作成とかが面倒なんだなよなぁ…」とぼやくので、じゃあ「本人に連絡して直接渡そう」という事に。

罪悪感を感じつつお財布の中を拝見。クリーニング店のレシートに持ち主の電話番号らしきものを発見して電話するも、残念ながら留守電。もともと1時間ほどウォーキングをする予定だったので、ウォーキングの最中に3~4回電話してみましたが、結局本人とつながらず、あきらめて警察へ届けることになりました。

警察へ届け出

はじめての警察署。

入ってみると、誰もいません…何度か「Hello?」と声をかけてしばらくするとようやく若い警察官が出てきました(緊急時であってもこういう状態である可能性があることを肝に銘じておこうと思いました)。

お財布を拾ったことを伝えると、

  • 拾得日時
  • 拾得場所
  • 拾得者の名前、生年月日、電話番号

を尋ねられ、警察官が自分の手帳に情報をメモ。

お財布に現金が入っていなければこれで終了なのですが、少額の現金が入っていたので、警察官が拾得者と一緒に金額を確認し、署名をする必要があるのだそうです。

警察官が私と一緒にお財布の中に入っている現金を確認します。5ドル札が1枚、1ドルコインが3枚、という様に内訳を記録していきます。内容に間違いがなければ、情報が書き留められた警察官の手帳に拾得者の自分の名前、署名、本日の日付を記入して手続き完了。

あっという間でした。

A4サイズの書類に記入したりするのなら面倒だなぁ…と思っていたけれど、警察官のメモ帳にサインするだけで5分もかからず。とっても簡単でした。

私たちのように「届け出が面倒」という理由で警察に届けず放置する人も多いようなので、こんなに簡単だよーということをもっと世の中にアピールすれば、遺失物が届けられる頻度も見つかる人も増えて、暮らしやすい世の中になるのにね、なんてぼんやり思いました(コスト概念ゼロです)。

持ち主さんから電話

警察への届け出を終えて建物を出ると、持ち主さんから折り返しの電話がありました。もっと早く電話くれれば…と一瞬思いましたが、今回の件で遺失物の届け出のプロセスを勉強することができたのでヨシとしよう。

持ち主さんには、警察に届けてあることを伝えました。

持ち主さん曰く、久しぶりに公園のベンチが解放され、お喋りに夢中でうっかり財布の存在を忘れてしまったとのこと。

規制緩和は嬉しいことだけれど、2か月以上も外出を規制されていたのだから、しばらくは元のペース・新しい生活様式になれるまでに戸惑う人が増えるかもしれませんね。私も気を付けよう。皆様も気を付けてくださいね~。

投稿者プロフィール

Takako
一年の大半を外国人のお客様と旅をして過ごしています。旅先で感じたことなどを時々アップしています。シドニー在住。
Personalised group/self-guided travel organiser across the world. From the country on the map to the one where your new friends live.
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